身体のゆがみ(右側患部の場合)
★大胸筋の硬縮により肩関節が内旋
→首コリ、背面痛腰痛
→胸部のコリによって顔もゆがみます
→顎関節痛→上腕の内側痛
★手首がねじれる
→手首痛、親指の腱鞘炎
筋膜の硬縮と身体のバランス
人体の構造はまず骨格があり、筋肉があります。そのまわりを筋膜が覆っています。
図①のように筋肉と筋膜の張力(引っ張り合う力)がバランスよく働くと中心の骨は正しい位置にあり、痛みを感じません。
しかし、外傷や手術のような異常が起こるとアンバランスになり(図②)、肩コリや腰痛といった障害が起こります。
また、筋膜は外からの変化を受け入れるのに時間を要しますが、一度起こってしまった変化は保持しようとする特性があります。
術後、外傷が治ってからも筋膜は長期間にわたって硬縮が続く傾向があるため、術後すぐにではなく1カ月、2カ月後、あるいは数年後に痛みやトラブルがあらわれます。
《CASE》
術後10年経過してから腕の内側筋に痛みが出た。
手術のみでその後の療法は何もしていない状態だった。
手術痕の硬縮と加齢から前傾姿勢になり、大胸筋上腕付着が引っ張られ、上腕痛がみられた。
同時に手首も回内し、親指の腱鞘炎もみられた。
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患部の硬縮を緩める施術(3回)で改善。
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